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テニスに関して追求していくブログです。
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ヘッド『グラフェン・スピード・シリーズ』と『グラフィン™インスティンクトMP』についての考察

今日のブログは前回の話題からちょっとそれてしまいますが、画期的なラケットがヘッドから発売されたので、その事について書いてみたいと思います。

主に言えばヘッドから新しく発売された『Graphene™ Speed Proシリーズ』と『グラフィン™インスティンクトMP』についての考察です。
(ちなみに正しい読みは、グラフィンなのかグラフェンなのか不明です。何故ならヘッド社のサイトでは「グラフィン™」と記載されているからです)

しかしこの考察はヘッドの新しいラケットのテーマについて考察するものでラケット単体の性能について評価するものではありません。

ただ、この考察は一般のアマチュアプレーヤーが世界のトッププロに近づくためには知っておいて損は無い事と思ったので、ブログにて記載しておきます。

さて、グラフェンという素材は軽くて剛性があるというカーボンの中では比較的新しい素材らしいですね。
今回のブログではそんな新素材うんぬんなんて話をするつもりは毛頭ありません。
きっと、もっと詳しいヒトが説明してくれていると思うので、全く違う目線からこの素材を用いた意味を考えてみたいと思います。



さて、本題に戻りますが、私は現在十数本のプロが実際に使用しているラケットを所有しております。
メーカーも多岐にわたり、複数のラケットを所有しております。

その中でも今回はヘッド社から一般テニス愛好家向けに販売された『Graphene™ Speed Proシリーズ』と『グラフィン™インスティンクトMP』と比較すべく、ヘッドのプロ供給用のラケットに絞って考察してみたいと思います。

ではまずプロ供給用のラケットについてです。

ヘッド社のプロ供給用ラケットの特徴はズバリ重量の軽さです。
全てに当てはまる訳ではないと思いますが、私が見て来た中ではおおよそ基準みたいなものがありました。
(私が所有しているのは結構有名選手のが多いので、ランキングが下の選手のラケット事情までは分かりませんが……一応トッププロ向けって事でご理解下さい。)

それは、女性プロ向けのラケットの元々の重量は大体270gから280gくらい。
男性プロ向けのラケットで大体300gくらいが平均的な重さでした。
(これは今でもアンディ・マレーが使っている古い『PT』シリーズと比較的新しい『TKG』シリーズでもほぼ似た感じでした)

軽いですね。
実に軽いですね。

でも、これは実はあくまでもここから重りをベタベタ貼付けて調整するための基準値なのです。

実際に複数本所有している男性プロ向けのヘッド・プレステージMIDのそのまますぐに使える状態、つまりプロに供給される状態(つまりそのまま使う重量とバランス)は332gにバランスは312mmでした。
(ちなみに、バランスが結構トップヘビーなのに市販のプレステージMIDよりも全然軽く感じて振り易い、扱い易いのが特徴です。)

これは複数本あるので色々チェックしましたが、なんと所有している全てが同じ重量、同じバランスに仕立てられていました。

試しにベタベタ張ってある重りを全部剥がすとほぼ300g(1〜2gの誤差はありましたが)になりました。

さて、その重りを剥がす段階で面白い事実が分かりました。
重量を増すための重り等は全てグリップ部分とヘッドのサイドからトップにかけて貼付けられていたのです。
(これが上記のバランスがトップヘビー気味なのに振り易い事の理由だと思われます。)

つまり、今回ヘッドが発売した『Graphene™ Speed Proシリーズ』と『グラフィン™インスティンクトMP』みたいにラケットの真ん中には重りは一切張られていなかったのです。

これを意訳すればこうなります。
「今回の『Graphene™ Speed Proシリーズ』と『グラフィン™インスティンクトMP』は実際にプロに供給されているラケットのフィーリングを今手持ちの材料と技術でアマチュアプレーヤーにも体感して貰おう、味わって貰おう、というコンセプトから考え出されたのではないのか?」
という事です。

プロが実際に使っているラケットは耐久性を無視出来るし(最悪折れたらすぐに次が供給される。実際に昔の有名選手【知ってる限りだとアガシとか】はトーナメントごとに新しいラケットを使用してそうです)、それに素材も『ドライカーボン』等相当に高価な素材が使える。

だけど、一般市場向けに市販するラケットでは、耐久性も無いと消費者に迷惑をかけるし(下手すれば訴えられて裁判ざたになる)、まして『ドライカーボン』なんて使ったらラケットの値段が上がってしまう。

そこで新素材の出番です。
『Graphene™ Speed Proシリーズ』と『グラフィン™インスティンクトMP』は軽くて強靭な素材を使う事でラケットの真ん中を軽くしました。
そして『極バランス』と銘打っている通り、ラケットの両極端(グリップ部分とトップ部分)に重量を集中させた。
これによってよりラケットをより軽くしてもヘッド部分に重量があるためにパワーが出て、その上グリップ部分にも重量がありつつラケットの真ん中が軽いので非常に扱い易い。

つまり『パワーと扱い易さの両方を共に満たした』のが今回のヘッドの新しいラケットの意義なのではないでしょうか?

トッププロの使用しているギアの性能をアマチュアにも教えてあげたい。
そんな所からヘッド社は今回の新しい『Graphene™ Speed Proシリーズ』と『グラフィン™インスティンクトMP』を作ったのではないでしょうか?






まあ、今回は正直このブログの趣旨からは閑話休題でしたが、『一般プレーヤー、とりわけ初心者が、ATPナンバーワンに近づく最短の道は』にも通ずる所があると思ったので寄り道をしてみました。

もしあなたが世界のトッププロのラケットってどんなものなのだろうと思ったのならば実はこんな感じなので、今回のヘッドのラケットを使う事でより高みの世界を垣間みれるチャンスなのかな?と思った次第で御座います。

個人的には素材うんぬんよりも、ヘッドが真剣にプロが使っているラケットに『限りなく近い感覚』のラケットを発売してくれた事に素直に賞賛を送りたいと思います。
他のメーカーもプロに供給しているラケットではほぼそうゆう傾向があり、ラケットの本質を分かってる筈なのだから、是非ともヘッドの真似をして欲しいものですね。

だって、フェデラー使用ラケット触らしてもらってコートで打ったことがあるのですが、本当に重量はあるのに滅茶苦茶振り易い、というか扱い易いですから……
(これも多分ヘッドの言う所の『極バランス』だからだと思います。)
実際にそのときに女性の方も打ったのですが、342gもあるにも関わらず女性が普通にスイング出来てましたし。
多分アマチュアが必死で振り回している現行の『BLXプロスタッフ90』のほうが、数年前のフェデラーのラケットよりも間違いなく難しいラケットですよ。
きっと、多分実際のフェデラーはもっと楽なラケットでプレーしているのですから……


ま、信じるか信じないかは貴方次第、くらいに思って頂きたい記事でありました。


『一般プレーヤー、とりわけ初心者が、ATPナンバーワンに近づく最短の道は』その3は近日公開予定なので、今暫くお待ち下さいませ。

ではでは。
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by suzy35 | 2013-02-03 08:30 | テニス

2012年テニスボールの比較インプレ!

今回は最近の新しいボールから慣れ親しんだボールなど、私が使用した事のあるボールも含めてインプレをしたいと思います。


このテストをしようと思ったきかっけですが、それまで愛用していたヘッドの「HEADチャンピオンシップ」が廃盤になってしまい、その遺伝子を引き継ぐ新しいヘッドの「HEADチャンピオンシップPRO」はどうなんだ?と思ったのがきっかけです。


草トーに時たま出ている私としては練習であっても出来るだけニューボールでやりたいので、品質や値段にはかなり拘って(ケチって(笑))ます。
まあそれだけボールも頻繁に取り替えますし、練習試合をする時は必ずニューボールを使うようにしております。


(余談ですが、草トーでも昔は大体「ダンロップ・フォート」の試合球が圧倒的に多かったのですが、最近は「ブリジストン・XT8」や「スリクソン」等の比較的速いボールが多くなって来たように思います。実際にオムニコートで「ダンロップ・フォート」だと、試合でやたら粘るいわゆる「シコラー」と対戦すると本当にびっくりするくらい試合が長引きますから速いボールで試合を早く終わらせるように主催側も考えが変わってきたのでしょうね。)


何せ経験のある方も多いでしょうが、限界をこえて使い続けたベコベコで飛ばないボールとニューボールを比べると驚く程に違いがあり、草トーといえど基本的には試合毎にはボールもニューボールになるので、練習で安くて質の良いボールを使うという事は、単純にそれだけ試合慣れをするってことと同義だからです。
言い換えれば「試合に勝ちたかったら練習でもニューボールを使った方がいい」という事なのです。

本来はそのくらいに大切で重要なボールなのですが、どうもサークルとかだとおざなりになりがちですよね?
まあ現実実際にボールだってタダじゃないし、私だって費用が安くて品質が良いボールがあればそれが一番良いに決まっております


そこで今回は幅広く現在日本で購入可能なものを比較してみたいと思います。


それから、私が最近まで愛用していたボールがヘッドの「HEADチャンピオンシップ」だったので、それが基準値になっていることは明記しておきます。
最初にこれを選んだ理由は、私が前々からコストパフォーマンスの高さ故に「PENNのチャンピオンシップ」を愛用しており、それがヘッド社に買収されてからも、値段は爆安なまま、むしろPENNの頃よりも品質が向上した「HEADチャンピオンシップ」に移行したからです。

ちなみに何故これを愛用していたかと言うと、普段ハードコートでプレーする事が多いのも理由の一つでしょう。
ハードコートのせいでメルトンの消耗が激しくてボールの入れ替えが頻繁で安いボールじゃないと駄目だったのと、打撃音も気持ちがよく、どちらかと言えば軽快な打球感でボールのスピードも出易い事が愛用の理由でした。
後は意外と周囲でヘッドのボールを使っている人が少ないために他のコートのボールと混ざりにくいというメリットもありました。


最近練習ボールで一番よくみかけるのはダントツで「ブリジストンのツアープロ」でしょう。
ただこれはメルトンが弱くてすぐにツルツルになりボールが一回りくらい小さく打球感が堅くなってしまうので私はあんまり好きではありません。
まあ皆さん値段が安いから使用しているのだとは思いますが……
確かに値段も安いですが、使えなくなるのも早いボールだと認識しています。


それからテストした環境ですが、
時期は八月から九月にかけて。

コートは、
有明の改修された方のハードコート(二色に塗り分けられたデコターフ系統?)と改修前のハードコート。
一般的なオムニコート数カ所。
高輪プリンスホテルの人工芝カーペット。

等です。


今回のテストのために用意したボールは下記の通りです。
()内の値段につきましては私が調べた範囲ですのでもっと安いお店があるかもしれません。

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HEADチャンピオンシップPRO(一球、105円)9月27日現在。

HEAD ATP(一球、200円)9月27日現在。

ブリジストン NX1(一球、126円)9月27日現在。

ブリジストン ツアープロ(一球、110円)9月27日現在。

ブリジストン XT8(一球、198円)9月27日現在。

ダンロップ セントジェームズ(一球、105円)9月27日現在。

ダンロップ FORT(一球、261円)9月27日現在。

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今回は上記の7種類のボールでのテストです。
一つ一つインプレしていきますね。





1、HEADチャンピオンシップPRO(一球、105円)9月27日現在。

最初は一番興味があり、かつ値段も今回のテストの中で一球105円で買える最安値ボールの2つだけあるうちの一つですね。

これはまさしく「HEADチャンピオンシップ」の進化版と言う感じです。

基本的に軽快さがあり、はっきりした打球感が非常に好印象です。
そしてはっきりしていながらも高級感のある当たりの柔らかさがあり、タッチの面でも好印象。
それでいてハードヒットした時にはがっちりと受け止めてくれる感触があり、打った通りにぶれない打球が飛んで行きます。

どちらかと言えば程よいスピード感のある種類のボールになります。

また前と同じく値段が圧倒的に安いにも関わらず、よくある安いボールにつきものの「曖昧さ」や「もっさり感」も無くて、もっと高いボールのように感じます。

比較しての印象では、「HEAD ATP(一球、200円)」と比べるとよく分かるのですが、良い意味で結構これと似ています。
エンコア・テクノロジーという中身の圧力の抜けにくい構造を採用しているようですが、この感触が良いのかもしれません。

同じヘッド社のボールだから当たり前かもしれませんが、特筆すべきは打っていてむしろ「HEAD ATP」に感じられる高級感があるという事でしょう!!!

メルトンの持ちも意外と良くって、「ダンロップ セントジェームズ」や「ブリジストン ツアープロ」と比較しても明らかに持ちますが発色の良さまで保つ「ブリジストン NX1」には少し負けるかな?という感じでしょうか?
それから空気圧の抜けもゆっくりで、今回テストした中でもトップクラスの持ちでした。
そのためボールの飛びの維持性能も抜群で少しくらい長い期間使っても旺盛なバウンドを維持してくれるので助かります。

総合評価として非常に良いボールだと感心しました。
単純に打っていて気持ちが良いし、それでいてその感触が長く続く。

純粋な試合球としては「HEAD ATP」や「ブリジストン XT8」のほうが良いのかもしれませんが、常にニューボールを使いたい方やそれに近い感覚が長く持続する性能の高さは、コストパフォーマンスも含めてこれが一番良いボールなんじゃないでしょうか?

オススメです!!!

メルトンの持ち:9点
空気圧の維持:10点
打ち応え:9点

コストパフォーマンス:10点

総合評価:10点





2、HEAD ATP(一球、200円)9月27日現在。

このボールはマスターズ1000やマスターズ・ファイナルという世界のトッププロが出場する大舞台で公式採用されているだけあって本当に「世界基準」と言いきれる最高峰のテニスボールです。

これもどちらかと言えば程よいスピード感のあるボールで、ストロークやサーブでは本当に素直に気持ちの良い打撃感を提供してくれます。
またそれでいながらボレーなどの時には包み込むようなタッチの良さがあり、ボレーも非常に打ち易いボールになります。

打っていて単純に「気持ち良く打てるボールだなぁ」と思えます。

まあ値段がお高いので当然かもしれませんが、まさにこれが「世界標準」「世界基準」のボールだなって印象です。

今回は残念ながら練習球探しなので、まあインプレはこの辺で。

そのうち試合球テストの時に真剣にインプレしたいと思います。

メルトンの持ち:10点
空気圧の維持:10点
打ち応え:10点

コストパフォーマンス:6点

総合評価:7点(練習球として考えた場合です)





3、ブリジストン NX1(一球、126円)9月27日現在。

これは耐久性を一番のウリにしたブリジストンの新しいボールですね。
一応新しいボールなので値段以外は「HEADチャンピオンシップPRO」の一番のライバルという位置づけかと思います。

が、最初に缶を開けた時の打ち始めの打球感は結構固めで、人によっては「これってノンプレ?」って聞いてくる人がいたくらいに堅さを感じるボールです。
まあ一時間くらい打っていると柔らかくなってくるのですが、それでも多分耐久性を重視するあまりにとにかく堅さが目立つボールです。

メルトンは非常に強くて、結構ガシガシ打撃してもかなり頑丈です。
それに一番の利点はメルトンの発色がテストした中でも一番良い事で、少しくらい暗くなってきてもボールがはっきりと見やすいという特徴があります。

打っていて慣れてくると基本的に「安定」したボールだな、という印象でした。
固めの打球感のせいか結構飛ぶんですが、慣れてくるとスピードとか跳ね方とかが安定していてラリーを続け易いボールだとも感じました。

そういう意味では飛ぶわりにはスピードは気持ち遅めの設定だと感じました。

後は堅さがある分ハードヒットした時の手応えはかなりはっきりしていて気持ちが良かったです。
ただ、堅いのでタッチという部分では少しにぶいかなと思いました。


そしてこのボールの一番のデメリットは実は空気圧の抜けが思ったよりも速い!!!という事でしょう。
長く使ってみた結果ですが外見はかなり長い事綺麗さを保っているのですが、エアーが抜けて段々飛ばなくなってきます。

そのため結構違和感を覚えます。
見た目は新品に近いのに飛ばなくなるんです!!!

「耐久力」を謳うならもっとエアーの抜けにも気を使って欲しかったな、というのが総合評価でしょうか?
まあ確かに同じブリジストンなら「ツアープロ」よりはメルトンの持ちも、エアーの持ちもはっきり二三段階上なんですが、そこは天下のブリジストンなんですからもっと良質なゴムに改良してもらって、柔らかい打球感にしてさらに空気圧も長持ちしてくれたら良いと思いました。

値段が「一球、126円」と少し高めなのでインプレも辛口になりましたが、確かに今までに無い個性が独特で「面白いな」と感じた所もあったので、まだまだ改良の余地のあるボールだと思ったというのが偽らざる心境です。

このメルトンの強さと発色の良さを保ちつつエアーの抜けを抑える事が出来て、もう少し値段が下がったのならば相当に良いボールに化ける可能性を感じました。

なので今後の改良に多いに期待です。

メルトンの持ち:10点
空気圧の維持:6点
打ち応え:8点

コストパフォーマンス:6点

総合評価:7点





4、ブリジストン ツアープロ(一球、110円)9月27日現在。

これはまあよく見るし、打つ機会も多いボールの一つですね。
実際のユーザーも多いでしょうし、これを見ている方も使った事がある方が非常に多いボールだと思います。
なので自分の中での比較対象として見て頂けると助かります。

打球感としては軽くて、ニューボールの時には堅さもありつつ結構スピードの出るボールです。

ニューボールの時限定ですが、思いっきりボールをぶっ叩いてスピンをかけるとメルトンをまき散らしながらかなり速いボールが飛んで行きます。

打球感は軽快というよりは単純で「軽い」打球感です。
まあシンプルと言えばシンプルですね。
スピンのかかり具合はメルトンがあまりひっかからないせいか「HEADチャンピオンシップPRO」や「ブリジストン・NX1」よりもかかりは悪く、スピード重視な感じです。

ボールの球速は多分このボールが一番出ていると思います。
ニューボールの時限定なら結構好きなボールです。


が、大きな欠点としてメルトンの持ちがとても悪く、一時間ガンガン打ったらボールが一回り小さくなった?と思うほどにツルツルに剝げてしまいます。
それから空気圧の維持の観点でもあまり良くなく、一週間経ったらはっきりエアーが抜けたなと感じます。

基本的にこのボールは一回の練習でほぼ力つきてしまうので、次回からはまあサーブ練習用にとっておくという使い方が一番かと思います。
そういう意味ではコストパフォーマンスは案外悪いな、とうのが印象です。


このボールをかなり時間が経った状態で打つとエアーが抜けてしまっていて全然飛ばないのに、ラバーが堅いのか思いの他固めの打球感が手応えとして残っており、かつ何故かキンキンした金属的な音がして「ちゃんと打ったような感じ」がするので、若者的にはへたった後も打っていて気持ちの良いボールなのかもしれませんが、これは上達には悪影響だと思います。

つまりエアーが抜けていて飛ばないのに手応えはあるから、アウトを恐れずに思いっきりスイングが出来てしまう、そしてラリーしている相手にとっても相手がフルスイングして打たれたボールがバウンド後に「はっきり失速」するから案外打ち易くてお互いに思いっきり打ちあえる。

この繰り返しが延々続けられるので、まるで自分が「上手くなった」ような錯覚を起こさせるちょっと恐いボールだと私は認識しております。
で、この感覚のままニューボールを打つと大アウトの暴発連発する、みたいな。

値段がこの半分の「50円」くらいだったら全然アリなボールだと思いますが、この程度の耐久性で一球110円ならばコストパフォーマンスはかなり悪いと言わざるをえません。

メルトンの持ち:2点
空気圧の維持:3点
打ち応え:7点

コストパフォーマンス:1点

総合評価:3点





5、ブリジストン XT8(一球、198円)9月27日現在。

値段も高いですが、品質とか打ち応えとか諸々含めて安定感が非常に高いボールです。
軽快さは薄いですが、少し重厚感のある日本人が好みそうなちゃんとした高級感が感じられるしっかりとしたボールで、値段なりの価値はあるかなというのが印象です。

スピード感は丁度中間から少し上くらいの感じでしょうか?
スピンのかかりも上々で、飛びもよくて非常に安定感の高いラリーが続けられる印象です。

ただしこれも値段が練習球には成り得ないので詳しいインプレは今後に。

「HEAD ATP」よりは少し打球感がもっさりしていますが、それ以上に安定感があります。

後はまあ何せ最近の草トーではよく見るボールなので、このボールの個性を知っておくくらいはいいかなというのが評価でしょうか。

持ちは普通な割に値段が高いので練習球には使えませんがこれはこれで良いボールです。

メルトンの持ち:8点
空気圧の維持:8点
打ち応え:8点

コストパフォーマンス:6点

総合評価:7点(練習球として考えた場合です)





6、ダンロップ セントジェームズ(一球、105円)9月27日現在。

さて、今回の比較テストの中で2つあるうちの一球105円で買えるもう一つの安く購入出来る貴重なボールになりますね。

最初からざっくり言ってしまうと、みんな大好き「ダンロップ・フォート」の廉価版という印象が強いボールです。

基本的にボールスピードははっきり遅いタイプで、スピンも結構かかるのでラリーが長続きし易いボールになります。
打球感は柔らかく、どちからと言えばもっさり、曖昧な感触が特徴です。
当たりが柔らかいので故障の多い年配の方向けでしょうか?

悪いたぐいの物言いに捉えて欲しくはないのですが、割合にそれなりに年をとったのんびりしたサークルの人たちが使ってる比率が多いと思います。
学生や若いサークルで使用率が高いのが「ブリジストン・ツアープロ」ならば、このボールは明らかに競技テニスではないけど昔からテニスをしている人が好む類いのボールだと思います。

それもまたオムニコートを好む系の人たちが使う傾向があると思うので、かなり微妙です。
まあラリーが長く続くという意味では好む人が居るのも納得は出来ます。
それが良いか悪いかはさておいて。

メルトンの持ちは標準的ですが、オムニとかでは毛羽立ち易くそのせいで球足がさらに遅くなり打っていてちょっとイライラする感じすらあります。
ただ打っているとボールがどんどん「くすんでくる」と言うか黒くなっていき、メルトンの発色が悪くて暗くなるととてもボールが見にくくなります。
まあ毛羽立つのもそれに拍車をかけている気がします。

エアーの抜け具合も「ツアープロ」よりはいいけど、「HEADチャンピオンシップPRO」よりは悪いです。

コストパフォーマンスはまあボールの好み次第で変わる気もしますが、私はあまり好きな感触ではないので評価は低いです。
そういう意味で、同じ値段ならば私は明らかに「HEADチャンピオンシップPRO」を選びます。

総合評価として、私の個人の好みとして遅くて打球感のはっきりしないボールはあまり好きではないのでこのボールを練習球に選ぶ事はないと思います。

が、このボールをかたくなに使用しているサークルもあるので、そういう方には何物にも代え難いボールなんだろうな、とも思います。
そういう人たちは安い割にはフォートの感触に近いと思うので、このボールで存分に楽しんで欲しいとも思っております。

メルトンの持ち:7点
空気圧の維持:5点
打ち応え:3点

コストパフォーマンス:6点(これは人によるでしょう)

総合評価:6点(これも人によると思います)





7、ダンロップ FORT(一球、261円)9月27日現在。

これはかつての(未だに?)「日本標準」である「ダンロップ FORT」が最近のジャパン・オープンの出場選手から「ボールのスピードが遅すぎる」と世界のトッププレーヤーから批判を受けてしまい、新たに「スリクソン」ブランドの明らかに速いボールがジャパン・オープンでも採用されるという事態まで引き起こしたという、テニス界の「ガラパゴス・ボール」です(笑)。

実際に昔の草トーではほとんどの大会でガチで使用されていた、日本国内では圧倒的なシェアを誇っていたボールであります。

最近ではようやく試合で提供されるボールにも変化が起きてきましたが、相変わらずジジババの多いテニスクラブ等では「これじゃないと駄目」とう熱狂的なファンが居るボールですね。

特徴はとにかく打球感が柔らかくてボールのスピードが遅い事。
それでいてスピンのかかりも悪いのであまりボールも跳ねずに弾道の低いボールが持ち味です。

現代の高い打点からヒットする最新のテニスからはかけ離れた位置に存在するボールですが、いまだに愛好家が居て年配層には確固たる地位を築いているのもまた事実。

でも、この遅いボールが蔓延する事で日本のテニスが他のテニスが強い国と比べて遅れた要因になったのでは?なんて思うボールでもあります。

さて、それはさておきコストパフォーマンスは最悪です。

メルトンの持ちはそこそこ、エアーの抜けもそこそこ。
値段が一番高い割には、それだけの性能を備えているとはお世辞にも言えません。

またオムニコートで使うとすぐにメルトンが膨らんでぼわぼわになってしまい、恐ろしく遅いボールになってしまうのもマイナス要因ですね。

まあでもこれは熱狂的なファンがいるので、私の評価なんて関係無くこれはこれでそういう人たちが使えばいいのではないかと思っております。

メルトンの持ち:7点
空気圧の維持:7点
打ち応え:1点

コストパフォーマンス:1点

総合評価:1点


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最終評価

早速結論から行きましょう。

おおよそ一ヶ月にわたりテストした結果、自分の練習球は一番目にインプレをした
「HEADチャンピオンシップPRO」(一球、105円)9月27日現在。
に決めました。

決め手は「一球105円」という爆安の値段の安さも大きいのですが、何より「一番値段が安い」のに「性能も一番良かった」からです。
これを使った後ではもう練習で他のボールを使う気にはなれません。
各インプレに書いた通りに試合球はまた別ですよ?
でも練習球としては最高だと確信しております。

値段が安くて性能がいいなんて、基本的に消耗品であるボールに対してはアマチュアが求める最高の性能だと思います。



今回改めて比較テストをしてみて思った事は、前に使っていた「HEADチャンピオンシップ」もよく出来ていたんだな、と思った次第です。
それぞれのボールによって個性があり、結構違いがあるという事も分かりましたが、逆にそれによって「HEADチャンピオンシップPRO」の良さも知る事が出来ました。

まあ「HEADチャンピオンシップ」が廃盤になったのは残念だったのですが、今回はこれも良い機会になりました。
じゃないと比較テストなんてする気にもならなかったでしょうし。
それに新しい「HEADチャンピオンシップPRO」のグレードアップした良さもはっきり分かりましたしね。



今後これ以上のボールに出会ったらまたブログを更新して報告をしますが、それまでは「HEADチャンピオンシップPRO」(一球、105円)9月27日現在。を使い続ける事に致します。

みなさんも、他にもっと安くてもっと良いボールがあったら是非とも教えて下さい。
お気軽にコメントの書き込みをお願い致します。

私はそれを待っています。
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by suzy35 | 2012-09-28 01:00 | テニス

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